人とコミニュケーションをとるには、なにかしらのルールが必要だと思います。
共通の言語や文字を使う事などがその代表例かとは思いますが、絵で他人とイメージを共有す場合でもルールは必要だと思っています。
私はある時期からノスタルジーというテーマで作品制作を始めました。
制作全体の柱になるテーマを設けたのは初めての事でしたが、テーマを決めてからは「オリジナリティがある」「ノリゾーさんの絵だとすぐわかる」などの感想をいただくようになり、具体的なテーマを決める事の必要性を改めて実感しています。
そして同時に、絵のテーマを決めるという事は、見てくれる人とのコミニュケーションのルールが決まる事ではないかとも思っています。どの言語を使ってコミニュケーションをとるのかを決めるかのように。
テーマを絞ってからは、実際の制作においてもアイデアに悩む事も少なくはなりました。テーマに沿って考えれば、使うモチーフも絞り込まれてきますし、絵の具の色使いやタッチの付け方など、一つ一つの事に必然性を見いだせる事も増えてきます。
人の真似でない自分の絵ってどうやったらいいのかと、ずぶん悩んだ時期もありましたがテーマを決めた事で、自分の作業に納得感も得られ大きな前進となりました。
#テーマ #画風 #ノスタルジー